新聞などで報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、宗谷管内豊富町の町営入浴施設『豊富温泉ふれあいセンター』が、厚生労働省の温泉利用型健康増進施設に道内で初めて認定されました。

温泉療養型健康増進施設は、温泉入浴と運動を組み合わせて健康増進を図る施設のことで、これまでに栃木県那須温泉などの全国20施設が認定されています。

医療費控除の対象に

この認定を受けて、施設の利用料や往復交通費が所得税の医療費控除の対象になり、全国から皮膚病の療養目的で訪れる湯治客の負担軽減につながることが期待できます。

今回の認定基準を満たすために豊富町は昨年度から施設整備に着手して、ふれあいセンターに寝湯とサウナを新設、また健康運動指導士を配置するとともに、近くの町温泉自然観察館に運動器具を置くなどして体制を整えたようです。

認定を受けるために町が一丸となって力を合わせて努力されたのですね。

認定に向けて尽力された皆様は感慨一入でしょうね。

本当におめでとうございます。

豊富町は8月1日から温泉療養申請者を受け入れるようで、医療費控除を受けるには、主治医が書いた温泉療養指示書の提出と、1ヵ月で7日以上のセンター利用などが条件となっております。

今回の詳細についてのお問合せ先はこちら
豊富温泉コンシェルジュデスク
TEL:0162-82-3782

豊富温泉とは

あらためて豊富温泉について簡単に説明させていただきます。

豊富温泉は泉質に多くの原油(石油由来のタール)が含まれ、完治が難しいとされるアトピー性皮膚炎や乾癬などの改善に効果があるとされています。

タールには、アトピー性皮膚炎のつらい炎症、かゆみを鎮める強力な抗炎症作用があるといわれ、皮膚のバリア機能に必要なたんぱく質の一種「フィラグリン」の増加を促す作用があります。

濃度を薄めて外用薬にも使われるタールですが、そのタールが原油に多く含まれている非常に稀な泉質です。

この原油を含んだ泉質というのは世界に二つしかなく、世界有数の石油産出国として知られる、アゼルバイジャンのナフタレンという村と豊富温泉だけです。

また豊富温泉の泉質は、植物由来の有機物が含まれているモール泉(温泉法に基づく分類では塩化物泉)に分類され、肌に優しい泉質として知られております。

一般的に殺菌作用が強い温泉は肌への刺激も強いことで知られ、肌の状態によっては刺激が強くて温泉に浸かる事さえできない場合があります。

しかし豊富温泉は殺菌作用が強いにもかかわらず肌に優しい泉質のため、長く入浴していられるので温泉の効能も十分に得られると考えられます。

全国から多くの湯治客が訪れ、療養目的で移住する人もいるほど豊富温泉の優れた効能は有名になりました。

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬に対する効果を認める報告が道立衛生研究所の研究によってなされ、症状に一定の効果を認め、療養手段の一つとして豊富温泉を進める医師が増えています。

豊富温泉ふれあいセンター
豊富温泉ふれあいセンター