根本的な原因を特定するのが困難で、完治が難しいといわれるアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの皮膚疾患。

体質や環境による影響が人それぞれ異なることもあり、治療法は確立しておらず、さまざまな治療を試しても症状の改善が見られないということも多いといわれます。

基本的なアトピー治療は、保湿を行いながら肌の乾燥からくる症状の悪化を防ぎ、必要に応じて抗炎症作用のあるステロイド外用薬を処方して、症状を緩和させるというのが一般的な治療法として知られています。

しかしステロイドなどを含む、薬の副作用が気にならないという方はほとんどいないでしょう。

アトピー治療の中でも薬による副作用の影響を心配することなく、アトピー肌の改善に効果が期待できるとして、近年は温泉療法が注目されています。

温泉の効能によって治療が困難とされる慢性疾患や、アトピー性皮膚炎にも高い効果が期待される医学療法のひとつで、温泉療法は本来人間が持っている『自然治癒力』を高めて治す根治療法といわれています。

この温泉療法は『湯治』ともいわれ、特定の疾病の改善が期待できるとして近代医学でも高く評価されています。

今回は薬を使わないアトピー治療の方法として注目される湯治について、また、アトピーへ劇的な効能があるとして有名になった豊富温泉についてもご紹介したいと思います。

薬を使わないメリットとデメリット

基本的に西洋医学の薬というのは、『根本的に治す』というより『症状の悪化を抑制する』という表現が合っているかもしれません。

本来人間の体には自然治癒力(免疫力)が備わっています。

誰でも一度くらいは風邪をひいて発熱したことがあると思いますが、これは体が体温を上げて治癒力を高めようとしているためだといわれます。

発熱した状態が続くと熱を下げるための薬が処方されたりしますが、薬で熱を下げたりすることは免疫力を低下させることにもつながるため、風邪の治りが遅くなってしまうこともあるようです。

このことはアトピーにもあてはまります。

たとえ治りが遅くなったとしても風邪の場合は、症状が何か月も続くことはほとんどないと思うので、症状を緩和させるため一時的に薬を処方してもそれほど影響はないと思われます。

しかしアトピーのようにすぐには治りづらい疾患の場合、自ずと薬を処方する期間も長くなってしまいます。

むやみに薬に頼ってしまうと、本来人間が持っている『自然治癒力』の妨げにもなると考えられるので、長期間の薬との付き合い方には注意が必要です。

つらい痒みなどの症状を抑えるのが薬のメリットだとすれば、それと引き換えに自然治癒力を低下させてしまうことがあるというのが薬のデメリットといえます。

自然治癒力が下がるということは、『根本的に治す』ということからは遠ざかってしまうことにもなるので、できるだけ薬に頼らないで症状を改善するのがベストです。

薬によるメリットとデメリットは表裏一体といえそうですが、一概に薬を使ってはいけないということはいえませんし、薬を処方することで日常生活が楽になるということもあるでしょう。

症状によっては専門医に相談して、自分の症状に合った的確な治療をすることも大切です。

アトピー治療に必要な湯治の期間

アトピーに限ったことではありませんが、薬に頼らないためにはまず自然治癒力(免疫力)を高めるのが大事です。

温泉療法である湯治は、本来人間が持っている『自然治癒力』を高めて治す根治療法です。

薬を使わないアトピー治療として、また脱ステロイド時の痛みや痒みの軽減にも効果的な治療として必要な湯治の期間は、少なくとも一週間以上、一般的には二週間~三週間をワンクールとして行うと効果的だといわれています。

ちょっとした疲労回復目的での日帰り入浴や温泉旅行とは趣が違いますが、2・3泊程度の湯治を年に数回行っても温泉療養の効果は得られるそうです。

長期間の湯治はなかなか難しいという方は、2・3泊程度の湯治を行うことから始めてみるのもいいかもしれません。

2・3日とはいえ、日常の喧騒から放れてゆっくりとした時間を過ごすだけでも、自然治癒力を高めるストレスの軽減につながり、心と体は健やかになりそうです。

皮膚科医推奨の豊富温泉(とよとみおんせん)

テレビや書籍など、様々なメディアで紹介されることが絶えない豊富温泉。

何年間もアトピーに悩み、社会生活が困難になって仕事を辞めざる負えない重症のアトピー患者の方が、豊富温泉の湯治を経て見違えるように改善された姿をTVなどで知り、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

インターネット環境の普及もあり、現在では“アトピー治療=豊富温泉”というくらい、全国からアトピーを始めとする皮膚疾患に悩む人たちが湯治に訪れることで有名になりました。

これほど有名になる以前から地元の方たちの間では、“火傷は病院にかかるより綺麗に治る”と言われていたほど、昔から皮膚疾患への高い効能が知られていたようです。

アトピーへの効能を謳う温泉は数多くありますが、実際に湯治を体験した人が全国から移住してくる温泉は豊富温泉ぐらいだといわれるほど、皮膚疾患への効能では他の温泉と一線を画しております。

豊富温泉は非常に珍しい原油を含んだ泉質として知られていますが、このような温泉は世界に二つしかなく、世界有数の石油産出国として知られる、アゼルバイジャンのナフタレンという村と豊富温泉しかありません。

多くの原油(石油由来のタール)とモール泉特有の有機物(腐植質)が混じった泉質は肌に優しく、肌への刺激が少ないにもかかわらず、皮膚の殺菌作用が高いのも豊富温泉ならではの特徴です。

タールは昔から皮膚疾患の治療に使われていますが、タールにはアトピー性皮膚炎のつらい炎症、かゆみを鎮める強力な抗炎症作用があるといわれています。

アトピーに効果があるとされる温泉の成分には、ナトリウム、炭酸水素、メタケイ酸、メタホウ酸マグネシウムなどがあげられますが、豊富温泉はそれらの成分濃度が高く、絶妙な配合割合で溶解しているといわれています。

ちなみに「モール泉」というのは、温泉法で規定された正式な泉質名ではないそうで、温泉法に基づく療養泉の分類についての泉質とは全く別の概念となります。

温泉法に基づく泉質名では、ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性高張性温泉)とナトリウム塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(弱アルカリ性高張性冷鉱泉)の2種類の泉質に分類されます。

道立衛生研究所の研究によって、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬に対する効果を認める報告がなされるなど、症状に一定の効果を認め、療養手段の一つとして豊富温泉を進める医師が増えています。

豊富温泉ふれあいセンター

豊富温泉がある豊富町には、『ふれあいセンター』という町営の入浴施設があります。

源泉をそのまま引いた湯治客用の浴場と、一般客用にろ過加水を行った浴場があります。

ふれあいセンターには湯治客に様々な情報を提供する総合案内係のコンシェルジュがあり、健康相談員(保健師)も常駐しています。

また豊富町は現在、豊富温泉ふれあいセンター及びそれと連携して湯治療養を支える施設が、厚生労働省の定める『温泉利用型健康増進施設』として認定される事を目指しています。

全国から訪れる湯治客を、町をあげてサポートする体制が整いつつあるようです。

平成29年7月4日、北海道で初めて厚生労働省の定める『温泉利用型健康増進施設』に認定されました。2017/7/27追記

自宅で湯治 家庭温泉

湯治がアトピー性皮膚炎や乾癬治療に良いと分かっていても、時間的な制約や地理的な問題など、いろいろな理由で簡単には湯治場で有名な温泉地へ行けないという方もいるかと思います。

そのような方におすすめしたいのが家庭温泉。ご家庭のお風呂を利用しての湯治です。

家庭温泉で、湯の花、天然ミネラル鉱泉石、有機ゲルマニウムなどを上手に利用すれば、家庭に居ながら温泉と同じような効能を味わうことができるそうです。

湯の花とは、温泉が地表に湧き出したときに溶けていた成分の一部が、湧口や流路などに沈殿して蓄積された温泉エキスです。

源泉の泉質により成分が異なってきますが、温熱作用と含有成分作用が体に働いて自然治癒力を高めてくれます。

その湯の花と天然ミネラル鉱泉石や有機ゲルマニウムなどを加え、自宅のお風呂を温泉水に変えるのです。

温泉での湯治と全く同じ効果は期待できないかもしれませんが、日常的に湯治を体感するにはいいと思いますのでぜひお試しください。

本格的な湯治から、2・3泊程度のプチ湯治、また自宅のお風呂を利用する家庭温泉での湯治など、たとえ自分が行ってみたい湯治場へ行けなくても、まずは自分の状況に合わせて湯治に触れてみてはいかがでしょうか。

日本古来の温泉療法といわれる湯治で自然治癒力(免疫力)UPを目指しましょう!

豊富温泉のめぐみ肌うれし

豊富温泉は日本最北の温泉郷ということもあり、『豊富温泉へ行きたいけどなかなか行けない』、肌うれしシリーズはそんなお声に少しでもお役に立ちたいとう思いから生まれました。

豊富温泉をそのまま7倍に濃縮した浴用温泉水の”サロベツ大地恵泉”をはじめ、豊富温泉の貴重な天然油分を使用して作られた“肌うれし湯治クリーム”

豊富温泉の湯治の力を身近に感じていただきたいという思いから、肌うれし湯治クリームと名付けられ、ステロイドは一切含まれておりません。

肌うれしは豊富温泉の天然成分を使用して作られた唯一のスキンケア商品で、アトピーなどの敏感乾燥肌の方はもちろん、ご家族で安心して使える天然由来のスキンケア商品です。

 
肌うれしシリーズはこちらから
肌うれし商品一覧

注目される温泉療法『湯治』の歴史

湯治の歴史はかなり古く、平安時代からあったと伝えられています。

湯治場で有名な温泉地というのは、どこもかなり古い歴史があるところばかりです。

江戸時代以前は、時の権力者や武士達などの限れらた人だけが湯治を行っていたそうで、一般庶民には縁が無かったようです。

現代では医学で治療困難とされる病気の治療目的で湯治を行う人が多くなりました。

皮膚病の治療においても温泉の効能はかなり有効だといわれ、温泉湯治は自然治癒力を高めて治す根治療法といわれています。