乾癬市販薬
乾癬かんせんは症状によって尋常性じんじょうせい乾癬、滴状てきじょう乾癬、乾癬性紅皮症こうひしょう膿疱性のうほうせい乾癬、関節症性乾癬に分類されます。

乾癬は明確な原因を特定できないこともあり、完治するのが難しく慢性化しやすいといわれますが、乾癬の主な要因として遺伝的要因と不規則な食生活やストレスなどの環境要因、免疫異常(自己免疫疾患)とされています。

最近の研究では表皮細胞の異常な増殖に自己免疫が反応して炎症を起こし、乾癬を発症することが分かってきたようです。

乾癬(かんせん)という名前から誤解されがちですが感染はしません(人にうつることはありません)。

乾癬(かんせん、英: psoriasis)は、慢性の皮膚角化疾患である。伝染性感染症ではない。

引用元:wikipedia

伝染することはなく、命にかかわることもない乾癬の治療は外用療法によるものが基本ですが、乾癬に有効な市販の外用薬(塗り薬)や保湿クリーム、シャンプーなどはどのようなものがあるのでしょうか。

乾癬に有効な成分や乾癬に効くと評判の製品について見てみましょう。

乾癬治療の基本は外用療法(塗り薬)

乾癬治外用薬(塗り薬)

乾癬の治療は大きく分けて4つ。外用療法(塗り薬)内服療法(飲み薬)光線療法(紫外線照射)生物学的製剤(注射や点滴)の治療方法があります。

この4種類の中でも、一般的に乾癬治療は外用療法によるものが基本です。

乾癬の外用薬(塗り薬)は、ステロイド外用薬と活性型ビタミンD3外用薬があり、ステロイドとビタミンD3のそれぞれを配合した配合外用薬もあります。

乾癬の症状や状態に合わせてこれらの外用薬で治療していくことになりますが、外用薬それぞれの特徴をみてみましょう。

ステロイド外用薬

ステロイドは即効性があることから様々な治療に用いられていますが、乾癬治療の外用薬としても使用されています。

炎症やかゆみを鎮静化する働きがあり、短期間で効果が得られやすいのがステロイド外用薬の特徴です。

その反面ステロイドは皮膚の細胞増生を抑制したり、皮膚表面の免疫機能を抑えてしまうので、ステロイドを使用する際は適切な量や期間で使用する必要があります。

適切な範囲を超えて使用すると、皮膚萎縮や毛細血管拡張などの副作用や、皮膚の感染症を起こしやすくなることがあります。

活性型ビタミンD3外用薬

活性型ビタミンD3は表皮細胞の異常な増殖を抑えたり、免疫反応を調節する働きがあることから、近年は乾癬治療で多く使用されるようになりました。

ステロイドのような即効性がない分、効果が現れるまでにある程度の時間が必要ですが、皮膚が薄くなるなどの副作用はないため、長期的に塗ることで高い効果が期待できます。

しかし塗った部分がヒリヒリする刺激症状や、かゆみを感じる場合があるので塗り過ぎなどには注意が必要です。稀にのどの渇きや食欲不振、高カルシウム血症などの副作用を起こす事があるといわれます。

配合外用薬

ステロイドと活性型ビタミンD3を一つにした合剤で、それぞれの特徴を併せ持つ配合外用薬です。

そのため活性型ビタミンD3より短期間で効果が現れやすく、ステロイドよりも長く使用できるといえそうですが、それぞれの副作用も含まれるので、やはり適切に使用する必要があるといえるでしょう。

乾癬に効く市販薬

乾癬治療で皮膚科などで処方される外用薬ではなく、乾癬用の市販薬にはどのようなものかあるのでしょうか。

日本に比べて乾癬患者が非常に多いアメリカでは、乾癬用の市販薬やシャンプーなど、さまざまな製品が開発されていて身近なドラッグストアで購入することができます。

日本のドラッグストアではあまり乾癬用の市販薬を見かけることはないかもしれませんが、最近はネット通販があるので、海外で評判の製品を購入することができます。

そこで乾癬に効くと評判の市販薬についてもみてみましょう。

乾癬外用薬 MG217軟膏

乾癬市販薬 MG217軟膏

MG217軟膏は乾癬用の外用薬としてアメリカを含む欧米諸国では定番の軟膏です。

このMG217軟膏は有効成分としてタール(コールタール)が含まれているのが特徴です。石油臭くて体に害がありそうなイメージのタールですが、タールは昔から濃度を薄めて皮膚疾患の治療に使われていることで知られています。

タールには乾癬やアトピー性皮膚炎のつらい炎症、かゆみを鎮める強力な抗炎症作用があるといわれ、皮膚のバリア機能に必要なたんぱく質の一種「フィラグリン」の増加を促す作用があります。

そのためMG217軟膏は乾癬だけではなく、アトピー性皮膚炎に悩む多くの方にも愛用されていることでも有名です。

MG217軟膏は低濃度のタール2%が配合されており、MG217にはタールを3%を配合したシャンプーも販売されています。

日本のドラッグストアでは扱っていないということもあって、日本ではあまり知られていなかったようですが、最近はアマゾンなどのネット通販で購入できるようになり、日本でも愛用者が増えたようです。

乾癬用シャンプー

乾癬用シャンプー ニュートロジーナ

乾癬による頭皮のかゆみやフケに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

乾癬患者の多いアメリカでは、乾癬用のシャンプーもタールを配合したものが開発されています。

低濃度1%のタールを配合したニュートロジーナや、先述した3%のタールが配合されているMG217シャンプーがあり、初めてタール入りのシャンプーを使用するという人は、これらの低濃度タールを配合したシャンプーがいいかもしれません。

アメリカでは高濃度のタールを求める人も多いようで、乾癬用のシャンプーとしては最高濃度のタール5%が配合されたソライアトラックスというシャンプーもあります。

タール独特の臭いがキツくて敬遠される方も多いようですが、欧米諸国では乾癬用のシャンプーもタールを配合した製品のニーズが高いようですね。

乾癬用MG217シャンプー

乾癬保湿クリーム

乾癬保湿クリーム 肌うれし湯治クリーム乾癬に効果的な市販薬などは海外製のものが評判のようですが、乾癬に効果的な日本製の保湿クリーム『肌うれし湯治とうじクリーム(モイスチャークリーム)』をご紹介します。

肌うれし湯治クリームは、乾癬やアトピー性皮膚炎に劇的な効果があることで有名な、豊富とよとみ温泉の天然成分を使用して作られた保湿クリームです(薬ではありません)。

豊富温泉のことを知らない人のために、少々豊富温泉について説明いたします。

最近ではアトピー性皮膚炎へ効果があることで有名になり、さまざまなメディアで紹介されているので、豊富温泉はアトピーに効く温泉としてご存知の人の方が多いと思います。

しかし豊富温泉は、もともと乾癬に効く温泉として噂が広がり注目されるようになった温泉です。

豊富温泉は別名『油風呂』といわれ、豊富温泉の源泉には多くの原油(石油由来のタール)が含まれているという大きな特徴があります。このような油を含んだ泉質は世界に二つといわれ、日本では唯一豊富温泉だけです。

この豊富温泉の天然の油分を主成分にして作られた肌うれし湯治クリームは、海外で販売されているタール配合のMG217軟膏のように、ふたを開けると豊富温泉に含まれる天然の油分(タール)の香りがします。

タールを配合した海外の製品とは異なり、肌うれし湯治クリームはタールそのものを配合したわけではありません。肌うれし湯治クリームは豊富温泉の天然の油分(タール)と、医療機関でも使用される安全性の高い成分を配合して作られており、豊富温泉の特徴的なタールの香りも短時間で気にならなくなるように作られています。(ステロイドも含まれておりません)

海外の軟膏はいいけど香りが気になるという人や、海外製品は抵抗があるという人、また軟膏のベトベトした感じが苦手という人などは、ぜひ肌うれし湯治クリームをお試し下さい。

お客様からお寄せいただいた肌うれし湯治クリームなどのご意見・ご感想を一部ご紹介しています。乾癬の方がご使用した感想なども掲載しておりますので、ご参考にしてみて下さい。 お客様のお声はこちら

また、豊富温泉については以前の記事『乾癬に効く温泉 豊富温泉』でもご紹介しております。興味のある方は是非一度ご覧ください。

豊富温泉のめぐみ 肌うれし湯治クリーム乾癬クリーム 肌うれし湯治クリーム

乾癬市販薬(外用薬)と保湿クリームのまとめ

乾癬治療の基本である外用薬には医療機関で処方されるものや市販薬など、さまざまなものがあって海外ではタールを配合した製品が人気のようです。

ネット通販が当たり前になった現在、多くの方が海外製品を購入できるようになりました。日本製でタールを配合した保湿クリームなどはほとんどみかけないということもあり、ネット通販を利用して海外の製品を購入する人もとても多くなりましたが、使用にあたっては自分の症状に合った製品を適切に使用するようにしてください。

完治が難しい乾癬ですが、根気よく自分に合った治療や外用薬、また保湿クリームなどのスキンケア製品を上手に使い分けて、乾癬の症状改善にいかしてみてはいかがでしょうか。